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夏に外壁塗装をする際の注意点|メリットとデメリット・最適条件【2025年版】
外壁塗装のベストシーズンは秋や春と言われていますが、外壁の劣化症状やタイミングによっては夏におこないたい場合もあるでしょう。経験豊富な業者に依頼すれば、どんな季節に依頼しても問題ありませんが、他の季節にはないメリットやデメリットもあります。
そこで今回のお役立ちコラムでは、夏に外壁塗装をおこなうメリット・デメリットや注意点について詳しく解説しますので、参考にしてみてください。
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夏に外壁塗装をするメリット
夏に外壁塗装をおこなった場合、気温が高いため、天候に恵まれれば塗料がとても早く乾きます。そのため、一度塗ってから次の工程に進むまでの時間が短縮され、全体の工期が短くなることもあるでしょう。
夏は天候が荒れると思われがちですが、梅雨が明けた後の夏であれば、注意すべきは台風の接近くらいで、全国的に晴れの日も多い印象です。また、夏は日照時間が長いため、1日あたりの作業時間を多く確保でき、工事の進み具合も良好になります。
加えて塗料は適切な温度で硬化することで、本来の性能を発揮しますが、夏の高温環境は塗料の硬化を促し、密着性を高めてくれるでしょう。特に水性塗料はこの傾向が顕著です。冬場に発生しやすい結露による仕上がりへの悪影響も、心配する必要がほとんどありません。
夏に外壁塗装をするデメリット
真夏の高温下での作業は過酷で、熱中症のリスクが高まります。そのため、職人がこまめに休憩を取る必要があり、作業効率が一時的に低下する可能性があります。猛暑の休憩に関しては労働安全衛生法によって定められている点もあり、急いで施工することは難しいでしょう。
梅雨明け後の夏でも、急な夕立やゲリラ豪雨が発生する可能性もあります。台風は天気予報である程度予想がつきますが、夕立やゲリラ豪雨は察知しにくく、連日続くようであれば、工期が延びる可能性もあるでしょう。
また気温が高すぎると、塗料が急速に乾きすぎてしまい、塗りムラやひび割れ、密着不良の原因になることがあります。特に、直射日光が当たる面では注意が必要です。
依頼者側にとって大きなデメリットとなるのは、エアコンの使用制限でしょう。外壁塗装中は、塗料の飛散を防ぐために窓を養生ビニールで覆います。室外機周辺の塗装中は、一時的にエアコンが使えなくなることもあるため注意が必要です。
また、多くの塗装業者は、お盆期間中に休みを取ります。工事期間がお盆と重なると、その分工事が中断し、全体の工期が長くなることもあるため、事前の計画が重要となるでしょう。
夏に外壁塗装をする際の注意点と対策
デメリットで紹介した事態も含め、夏に外壁塗装をする際の注意点と対策について詳しく解説します。以下を踏まえておけば、特に問題なく外壁塗装をおこなえるでしょう。
猛暑による職人の負担と熱中症リスク
夏の炎天下での作業は、職人にとって非常に過酷です。無理な作業は事故や施工不良にもつながりかねません。
解決策としては作業時間を調整し、早朝や夕方など、比較的涼しい時間帯に作業をおこなうよう、業者と事前に相談しておくとよいでしょう。追加工事が発生するならともかく、天候や工期の延期で費用がかさむことはないので、急ぎでないなら有効な方法です。
昼間の最も暑い時間帯は休憩を多めに取るなど、熱中症対策を徹底しているか確認しましょう。
塗料の乾燥が早すぎることによる塗りムラや密着不良
気温が高すぎると塗料が急速に乾燥してしまい、職人の手直しが間に合わず、塗りムラになったり、塗料本来の性能が発揮されなかったりするリスクがあるでしょう。
解決策としては、メーカーが推奨する範囲内で希釈剤を適切に加えることで、塗料の粘度を調整し、作業性を高めます。直射日光が当たる面は塗料の乾燥が早いため、日陰の面から塗り始めるなど、塗装の順番を工夫することで、リスクを軽減することも可能です。こうした判断は熟練の業者であれば適切におこなえるため、業者への信用度が重要になるでしょう。
急な夕立やゲリラ豪雨、台風による工事の中断
夏の天気は変わりやすく、急な雨で塗料が流されたり、乾きかけの外壁に雨粒が跡を残したりすることがあります。
経験豊富な業者は、常に最新の天気予報を確認し、悪天候が予想される場合は無理に作業を進めません。予期せぬ雨に対しては、ブルーシートなどで塗装面を保護するなど、適切な雨養生をおこないます。 天候による中断を見越して、あらかじめ工期に少し余裕を持たせるよう業者と相談しておくことも重要です。
窓が開けられない、エアコンの使用制限
工事中は窓を養生ビニールで覆うため、窓を開けての換気ができません。また、室外機周辺の塗装中は一時的にエアコンが使えなくなることもあります。
解決策としては、まず窓の開閉ができない期間や、エアコンが使えなくなる時間を事前に業者に確認しましょう。可能であれば、生活に支障のない範囲で養生をしてもらうなど、相談することが大切になります。
窓が開けられない期間は、エアコンが使えない部屋のために、冷風機や扇風機を用意しておくなどの対策も有効です。エアコンが使えない時間帯だけ戸締まりをした上で、出かけてしまうのもよいでしょう。
状況によっては、エアコンの室外機を一時的に移動させることを検討してくれる業者もあります。ただし、費用がかかる場合もあるので、事前に確認しましょう。
夏の外壁塗装も安心な業者の選び方
夏の外壁塗装も安心な業者の選び方についても解説します。いずれか1つではなく、できるだけ多く確認しておくと安心です。
夏の施工実績が豊富か
過去の施工事例を見せてもらい、特に夏の暑い時期にどのような工事をおこなってきたかを確認しましょう。夏の施工実績が豊富な業者は、暑さ対策や塗料の乾燥速度への対応策を熟知している可能性が高いため安心して任せられます。
夏特有の対策はどうするのか聞く
・「猛暑では塗料の乾燥が早すぎて不具合がでると聞いたが、対策はどうするの?」
・「ゲリラ豪雨や台風の対策はどうするの?」
夏の高温下では、塗料の乾燥速度を調整するために希釈率を調整する場合があります。適切な範囲での調整をおこなうか確認しましょう。天候不順(ゲリラ豪雨や台風)による工期延長の可能性について、事前に説明があるかを確認しておくと安心です。
熱中症対策や安全管理への意識が高いか
職人の安全管理を徹底している業者は、信頼性が高いと言えます。契約前に熱中症対策についてどのような取り組みをしているか、具体的に質問してみましょう。
天候不順による工期延長に関する取り決め
天候不順による工期延長や塗り直しが発生した場合や、施工後にすぐ施工不良が発覚した場合の保証内容などを詳しく聞いておきましょう。どんなに評判がよくて経験豊富な業者でも、不具合が起こる可能性は0%にはなりませんので、確認しておくと安心です。
口コミや評判がよいか
GoogleMapの口コミや、知人からの紹介など、第三者からの評判を確認することも有効です。「暑い中でも丁寧な仕事をしてくれた」「急な天候変化にも柔軟に対応してくれた」など、夏期の施工に関する高評価の声があれば、安心して依頼できるでしょう。
自社施工か、下請けか
依頼した業者が自社の職人で施工をおこなう「自社施工」であるか、下請けに依頼する「元請け」であるかを確認しておきましょう。自社施工であれば技術が安定しており、中間マージンが発生しないため、費用が抑えられる傾向にあります。また、職人との意思疎通がスムーズで、品質管理が徹底されているでしょう。
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FAQ|夏の外壁塗装に関するよくある質問
Q1. 夏に塗装する最適な「気温・湿度」の目安は?
多くの塗料は気温15〜30℃、相対湿度85%未満を推奨基準としています。猛暑日や湿度が高すぎる日は、乾燥不良・艶ムラ・気泡の原因になるため、早朝・夕方の涼しい時間帯に工程を組み替えるなどで対応します。
Q2. 直射日光が強い面はどうやって施工しますか?
直射面は乾燥が早すぎて塗り継ぎムラが出やすいので、日陰面から先に進める・養生で日射を遮る・メーカー規定内で希釈や可使時間を調整するなどで品質を確保します。
Q3. 梅雨明け直後でも問題ありませんか?
問題ありません。ただしにわか雨・ゲリラ豪雨のリスクがあるため、天気予報を常時確認し、降雨予測があれば無理に塗り進めません。乾燥途中の面はブルーシート等で雨養生します。
Q4. 台風が接近したら工期はどうなりますか?
安全最優先で一時中断します。足場ネットの畳みや固定強化、資材の仮撤去を行い、通過後に再開。契約時に「天候による順延ルール」「追加費用有無(通常は無し)」を確認しておきましょう。
Q5. 工事中、エアコンは使えますか?
室外機周りの作業時は一時停止が必要な時間帯が発生します。停止時間は事前共有し、在室状況に合わせて工程を調整可能です。必要に応じて可動域を確保する仮養生や、一時移設(別途費用のことあり)で対応します。
Q6. においが心配です。夏でも水性塗料は選べますか?
はい。外壁は水性塗料の選択肢が豊富で、におい負担を抑えられます。上塗り・下塗りともに適合品を選定し、換気計画と併せてご案内します。金属部など溶剤が必要な箇所は、時間帯や風向きを配慮して施工します。
Q7. 夏は本当に工期が短くなりますか?
晴天が続き、温湿度が適正なら乾燥時間が短くなり、全体で1〜3日程度の短縮が見込めるケースがあります。ただし、夕立や台風で逆に順延する可能性もあるため、余裕ある工程計画が前提です。
Q8. 遮熱塗料は夏施工と相性が良いですか?
相性は良いです。夏は効果を体感しやすく、屋根・外壁ともに近赤外線反射型の遮熱塗料で室内負荷の低減が期待できます。色が濃いほど日射吸収が増えやすいので、色選びも含めて提案します。
Q9. 窓が開けられない期間の暑さ対策は?
在室時間に合わせて養生を部分的に開閉できる計画にしたり、扇風機・スポットクーラーの併用をご案内します。換気が必要な時間帯は、塗装工程と重ならないようスケジューリングします。
Q10. 仕上がりに雨跡やムラが出た場合はどうなりますか?
乾燥途中の降雨で不具合が出た場合は、再塗装や研磨補修で仕上がりを是正します。引渡し前検査で細部まで確認し、保証条件も書面でご説明します。
夏の外壁塗装も安心!「プロタイムズ福井南店/株式会社田端塗装工業」にご相談ください
夏の外壁塗装には、塗料が早く乾き工期が短縮できる、日照時間が長いため作業が進めやすいといったメリットがあります。一方で、猛暑による職人の負担や熱中症リスク、塗料の乾燥が早すぎることで起こる塗りムラ、夕立やゲリラ豪雨による工事中断、エアコンや窓の使用制限など、注意すべき点も少なくありません。これらのデメリットを回避するには、施工順序の工夫や適切な希釈、雨養生、作業時間の調整などを的確に行える経験豊富な業者を選ぶことが重要です。
プロタイムズ福井南店/株式会社田端塗装工業では、夏の施工実績も豊富にあり、暑さや天候変化に対応した最適な施工方法をご提案いたします。さらに、事前の打ち合わせでエアコン使用制限や窓の養生についても丁寧に説明し、お客様の生活への影響を最小限に抑えられるよう配慮しています。
「夏に外壁塗装をしたいけれど不安がある」という方は、ぜひプロタイムズ福井南店/株式会社田端塗装工業へお気軽にご相談ください。問い合わせフォームからのお問い合わせ、メールや電話でのご相談、またはショールームへの来店にて、専門スタッフが具体的な施工プランと安心のサポートをご提供いたします。