お役立ち情報

屋根と外壁の色シミュレーションガイド|無料ツールと配色のポイント

屋根と外壁の色シミュレーションガイド|無料ツールと配色のポイント

屋根や外壁の塗装を検討中の皆さま。色選びで悩んでいませんか?外壁塗装や屋根塗装のサイクルは10年~20年ほどですから、慎重になってしまうのも当然のこととおもいます。

今回のお役立ちコラムでは、屋根と外壁の色をシミュレーションする方法について詳しく解説しますので、色選びで悩んでいる方は参考にしてみてください!

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屋根と外壁の色をシミュレーションする方法

屋根と外壁の色をシミュレーションする方法は主に「色見本や色見本板を使う」「カラーシミュレーションツールを使う」「試し塗りをする」の3パターンです。カラーシミュレーションに関しては、自分でオンライン上のツールを使う方法と、業者に依頼して作ってもらう方法の2種類があります。

1つずつコツを紹介しますので、色選びの際に役立てていただければ幸いです。

色見本や塗り板を使うコツ・注意点

色見本や塗り板を使うコツ・注意点

外壁塗装で後悔しない色選びをする上では、色見本や色見本板の利用が定番です。まずは色見本や塗り板を使うコツを詳しく解説しますので、覚えておくとよいでしょう。

面積効果を理解する

色見本を使う上で面積効果の理解は重要なポイントです。面積効果とは、同じ色でも面積が大きくなるほど、明るい色はより明るく、暗い色はより暗く見える人間の目の錯覚のことを指します。

たとえば、明るい色(白・ベージュ・パステルカラーなど)は色見本では好みの色だと感じても、外壁や屋根全体に塗ると予想以上に明るく、眩しく感じるでしょう。

一方で暗い色(ダークグレー、ネイビー、ブラックなど)は外壁や屋根全体に塗るとさらに暗く、重厚感や威圧感が増して見えます。

面積効果を踏まえて、色見本や色見本板から色を選ぶ場合は、おもっているよりもワンランク暗め(濃いめ)の色を選ぶと、施工後のイメージとのギャップが減るでしょう。

「塗り板(A4サイズ以上)」で確認する

カタログや小さな色見本帳は、あくまでも大まかなイメージを掴むためのものです。最終的に色を決定する際は、できればA4サイズ以上の大きな塗り板(実際に塗料を塗った板)や大型の色見本帳で確認しましょう。

多くの塗装会社は、特定の塗料メーカーの塗り板サンプルを所有しているか、取り寄せられますので、相談してみてください。業者によっては、希望の色でオリジナルの塗り板を作成してくれる場合もあります。(依頼する際に、費用がかかるかどうかも確認しましょう。)

自然光の下で、様々な時間帯に確認する

外壁や屋根は常に太陽光や照明に照らされる屋外にあります。屋外と屋内では色の見え方が多少異なるため、できれば色見本や塗り板を外に持ち出して、太陽光の下で確認しましょう。

また、朝・昼・夕方・夜や晴れの日と曇りの日など、時間帯や天候によって光の当たり方や強さが変わるため、色の見え方も変化します。複数のシチュエーションで確認することで、より正確なイメージを掴めるでしょう。

ちなみに、晴れの日や朝・昼などの太陽光が強く当たる時間帯は、色が明るく、鮮やかに見えます。一方で夕日は赤みを帯びているため、全体的に温かみのある色合いに見えるでしょう。曇りの日は、光が拡散されるため、色の本来の色味を最も正確に確認しやすいとされています。

外壁に立てかけて、周囲との調和を確認する

塗り板を外壁に立てかけたり、壁に当ててみたりすることで、建物全体の雰囲気や周囲の景観との調和を確認できます。

全体のバランス: 塗り板を当てて、屋根や窓枠、玄関ドア、雨樋などの付帯部との色の組み合わせをチェックしましょう。

隣家との調和: 周囲の家の色と比べて、自分の家だけが浮いていないか、逆に地味になりすぎていないかを確認します。

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カラーシミュレーションツールの利用(無料ツール)

カラーシミュレーションツールの利用(無料ツール)

オンラインの無料カラーシミュレーションツールとは、インターネット上で利用できる、外壁や屋根の色を仮想的に変更して完成イメージを確認できるツールのことです。具体的には、以下のような機能を持つウェブサイトやアプリが一般的となっています。

テンプレートに色を塗るタイプ

あらかじめ用意された様々な種類の建物のテンプレート(写真やイラスト)から、自分の家に似たものを選び、外壁・屋根・付帯部(雨樋や軒天など)の色を自由に組み合わせてシミュレーションします。

供えられたテンプレートを選ぶだけで、すぐに色選びを始められるため、手軽に利用できるでしょう。大手塗料メーカーが提供しているツールの場合、自社の塗料の色見本が豊富に揃っており、メーカーが推奨する組み合わせなども参考にできます。

住まいの写真をアップロードするタイプ

住まいの写真をウェブサイトにアップロードし、色を変えたい部分をなぞって指定することで、その部分の色を自由に変更できます。実際の写真に色を塗るため、テンプレートを使うよりも遥かにリアルな完成イメージを確認できるでしょう。

外壁や屋根だけでなく、玄関ドアやサッシ、雨樋など、より細かい部分の色も変更できるツールもあります。シミュレーション結果を保存して印刷したり、シミュレーション結果を業者に共有すれば、具体的な打ち合わせに役立つでしょう。

業者にカラーシミュレーションをしてもらう(業者に依頼)

業者にカラーシミュレーションをしてもらう(業者に依頼)

業者にカラーシミュレーションツールを使っていくつか提案してもらうのも1つの方法です。塗料は同じ色の名前でも塗料メーカーによって色が異なる場合もあるため、業者に依頼した方が簡単で、安心かもしれません。

業者にカラーシミュレーションを依頼する場合、単に「こんな色にしたい」と伝えるだけでなく、いくつかのポイントを押さえることで、より納得のいく結果を得られます。

まずは業者に依頼する前に、ご自身で希望のイメージを具体的にしておくことが重要です。たとえば、「落ち着いた感じ」「モダンな感じ」といった抽象的な言葉だけでなく、「青みがかったグレー」や「赤みのあるブラウン」のように、色の系統や印象を具体的に伝えた方が認識違いも起こりにくいでしょう。

街で見かけた好きな家の写真、雑誌の切り抜き、オンラインシミュレーションで作成した画像などを業者に見せるのも1つの方法です。

気に入った色が1つに絞れない場合は、3〜5パターン程度のシミュレーションを作成してもらいましょう。複数の選択肢を比較検討することで、より冷静な判断ができます。

カラーシミュレーション後の確認

シミュレーション画像が完成したら、以下の点を入念に確認し、業者と話し合います。

気に入った色が1つに絞れない場合は、3〜5パターン程度のシミュレーションを作成してもらいましょう。複数の選択肢を比較検討することで、より冷静な判断ができます。

また、シミュレーション画像だけで最終決定するのはオススメしません。できれば業者に実際の塗料を塗ったA4サイズ以上の塗り板を用意してもらい、実際の色味を確認しましょう。

試し塗りのコツと注意点

外壁塗装や屋根塗装における試し塗りとは、実際に屋根や外壁の一部に、検討している塗料を塗って色や仕上がりを確認する方法です。色見本帳やカラーシミュレーションだけではイメージしにくい、実際の質感や光の当たり方による見え方の違いを、塗装前に確認できます。

試し塗りを希望する場合は、依頼前に有料なのか有料だとするならいくらなのか確認しましょう。

FAQ|屋根と外壁の色シミュレーションに関するよくある質問

Q1. 無料のカラーシミュレーションツールだけで色選びを決めても大丈夫ですか?

無料ツールは完成イメージを掴むのに有効ですが、画面表示やプリントアウトの色味は実際と異なる場合があります。最終決定は必ずA4サイズ以上の塗り板で確認するのがおすすめです。

Q2. 色見本帳と塗り板はどう違いますか?

色見本帳は小さなチップで大まかなイメージを確認するもの、塗り板は実際の塗料を塗ったサンプル板です。面積効果を考慮するためにも、塗り板での確認が失敗を防ぐ重要なポイントです。

Q3. シミュレーションで気に入った色が見つからない場合は?

街で見かけた住宅の写真や雑誌の切り抜き、好みの色合いの参考画像を業者に共有すると、近い色での提案が可能になります。複数の候補を提示してもらうのも良い方法です。

Q4. 試し塗りは必ずした方がいいですか?

必須ではありませんが、実際の外壁や屋根に一部塗って確認することで「光の当たり方」「質感」「周囲との調和」を実感でき、納得度が高まります。費用がかかる場合もあるので、事前に確認しましょう。

Q5. 隣家や周囲との調和はどう考えるべきですか?

外壁や屋根の色は建物単体ではなく、街並みとのバランスも重要です。隣家と極端に違う色を選ぶと浮いてしまうこともありますので、シミュレーション時に全体の景観も意識しましょう。

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屋根・外壁の色選びは「プロタイムズ福井南店/株式会社田端塗装工業」にご相談ください

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屋根や外壁の色選びは、10年〜20年に一度の大切なリフォームのタイミングだからこそ、後悔しないための工夫が欠かせません。色見本や塗り板を用いた確認、無料のカラーシミュレーションツールの活用、そして試し塗りによる実際の仕上がり確認など、段階を踏んで検討することが理想です。

特に「面積効果」を理解しておくことや、時間帯・天候ごとの色の見え方を確かめることは、完成後のイメージ違いを防ぐ大きなポイントになります。また、配色は単に外壁や屋根の色だけでなく、玄関ドア・雨樋・サッシといった付帯部分や周囲の景観とのバランスが重要です。

プロタイムズ福井南店/株式会社田端塗装工業では、シミュレーションや塗り板サンプルを駆使し、お客様の理想に近い仕上がりを実現できるよう丁寧にサポートいたします。

「色選びで失敗したくない」「実際の事例を見ながら比較したい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。問い合わせフォームからのお問い合わせ、メールやお電話でのご相談、さらにはショールームでの直接の打ち合わせも承っております。プロタイムズ福井南店/株式会社田端塗装工業とともに、安心・納得の外壁・屋根塗装を実現しましょう。


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